囲碁の法則のアンケート

囲碁の法則のアンケート

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■　碁盤と囲碁のルールによる特性　（基本）

法則1　地を囲うスピードより、地を囲わせない（邪魔をする）スピードが速い。
法則2　石を囲うスピードより、石を囲わせない（逃げる）スピードが速い。
法則3　見合いの原理は、石を交互に打つことから生まれている。
法則4　着手の変化数は、空間の広さに比例する。
法則5　構想の可能性は、空間が広いほど増大する。

■　理論的な価値基準の特性（Ａ）

法則11　地を増やすことと、地を減らすこととは同じ価値である。
法則12　一手の価値は、その目的数（可能性）が多いほど増大する。
法則13　次に打たれる手が、その場面でいつも最大価値となる。
　　　　　　　（一手の価値は、着手進行に正比例的して減少する。）
法則14　逃げることができる３子以上の石を、捨石にすることは例外である。

■　経験的な価値基準の特性（Ｂ）

法則24　勢力地の増減には、必ず確定地の増減がともなう。
　　　　　　　（確定地だけの増減は存在するが、勢力地だけの増減はない。）
法則25　確定地として囲える地の大きさは、着手進行とともに減少する。
法則26　地を消す手は、変化の可能性が多くなり、地を囲う手は少なくなる。
法則27　手順ミスを起こすと、次の手の変化が多くなる。
法則28　全体構想は、３子以上の弱い石を中心に影響される。
法則29　全体構想は、打ち込みの可能性の有無によって影響される。
法則30　全体構想は、見合いと切断点の有無によって影響される。

■　形勢判断…価値基準の測定（Ｃ）

法則31　構想の可能性が一つになった時、最善手を求めることが可能になる。
法則32　全局的な最善手の判断には、統一した価値基準が必要である。
法則33　厚みの評価は、同時に生まれた確定地との比較によって生まれる。
法則34　着手の評価は、増加した確定地の大きさ（ｎ）と必要手数（ｔ）のｎ/ｔ比率に
　　　　　　　よって求めることができる。
法則35　着手の評価は、取った相手の石数の大きさ（ｎ）と必要手数（ｔ）のｎ/ｔ比率に
　　　　　　　よって求めることができる。
法則36　全局的な形勢判断には、各部分での地合、厚み、手残りなどの個別の価値
　　　　　　　基準合計によって行なわれ、全ての価値基準が同等か勝った時に形勢有利
　　　　　　　と判断される。

■　ゲームとしての囲碁特性に基づく思考形式（Ｄ）

法則42　勢力地の増減には、必ず全体的な構想としての意図をともなう。
法則43　価値基準の基本は、石が取られないことが第一前提として内在し、
　　　　　　　その価値の増減によって、捨石、振り変わりが考察される。
法則44　囲碁の思考法には、場面の成立順序より、基本的な思考群と
　　　　　　　その逆の思考群とに分類することが可能になる。（碁の基本思考）

■　問題解答に対する難易度の基準指標（Ｅ）

法則51　解答完了までの手順の長さに比例する。
法則52　解答完了までの分岐の多さに比例する。

■　死活の法則（Ｆ）

法則61　死活問題に対する解は、生きる方法の思考群によって構成されている。
法則62　生きる場合の手順は、確定地を広げる、石を取る、目に分割する
　　　　　　　などの優勢性を求めることができる。
法則63　殺す場合の手順は、確定地を狭める、石を取らせない、目を取る
　　　　　　　などの優勢性を求めることができる。

■ 攻め合いの法則（G）

法則72　相手の狙いを阻止する方が効率がよい。
法則73　手戻しのない先手は、損がない。絶対有利。
法則74　攻められないなら、守る必要がない。
法則75　相手が打てない場所は、打つ必要がない。
法則76　ダメヅマリは石が打てない場所である（セキと同じ）。
法則77　攻め合いは１手違いの争いである。

■　戦いが始まると（Ｈ）

法則82　失敗は、手順が進むほど、被害が大きくなる。
法則83　戦いが始まってからの後退は、被害が大きくなる。

■　勝負の法則（Ｉ）

法則91　相手の目的とその手段が解れば必ず勝てる。
法則92　相手が予測可能な戦いは、先に仕掛けた方が不利になる。
法則93　相手が予測していない戦いは、先に仕掛けた方が有利になる。

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