戦いにおいて、黒番と白番では、黒番が1手先行し石数が多いため、黒が有利になります。このため、大石が関係する戦いになると、その影響範囲が大きくなることから、黒からの先手の利き筋の場所が増えるのです。また白の石が分断され、戦いとしてグループ数が多くなるほど、先手の利き筋の数が増えることになります。
つまり、この先手の利き筋の数の多さが、コミの6目半に影響を与えているため、この数が多くなる全体構想は黒に有利となり、少ない構想が白有利になります。これは絡み攻めにもあてはまります。