原理1 | 石の存在性とは、石が絶対に取られない状態のことであり、 それは、生きたという石の確定によって決定されている。 |
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原理2 | 確定地は、生きた石の周囲にしか生まれない。 |
原理3 | 勝敗計算は、盤上に置ける石数の面積で計算されている。 |
定理 | 着手の制約条件には、 自由性>効率性>可能性>必然性>確定性>存在性の包括関係ある。 |
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法則1 | 囲碁の最大特徴は、どこにでも打てる自由性である。 |
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法則2 | 自由性は、着手の効率性によって制約を受けている。 |
法則3 | 効率性は、地になる可能性の条件が必要である。 |
法則4 | 可能性は、手順の必然性によって効率があがる。 |
法則5 | 必然性は、確定性によって効率があがる。 |
法則6 | 確定性は、存在性によって制約を受けている。 |
公理1 | すべての着手は、石の存在性によって成立している。 |
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公理2 | 対局中は、生きれる可能性によって 終局後は、生きた確定性によって石は存在している。 |
公理1 | 価値は、すべて地の増減に関係している。 |
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公理2 | 間接的な価値とは、石の存在性に関係した価値である。 |
公理1 | 見合いが生まれると、一手の効率は高くなる。 |
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公理2 | 着手に連続性が生まれると、一手の効率は高くなる。 |
公理3 | 必然性が生まれると、一手の効率は高くなる。 |
公理1 | 全局的な効率が、部分的な効率より優先される。 |
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公理2 | 効率には、場所的な効率と形の効率がある。 |
公理1 | 相手の守る手が最大価値の場合は、必然手になる。 |
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公理2 | 攻め合いは、自分の石が取られない状態を目指している。 |
公理1 | 一手で囲える地の空間の大きさは、減少していく。 |
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公理2 | 一手で取れる石の可能性は、減少していく。 |
公理1 | 手順が進行すると確定性が大きくなる。 |
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公理2 | 終局まですべての石は、生きた確定状態になければならない。 |
公理1 | 必然性は、勝敗の確定性によって影響をうける。 |
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公理2 | 必然性は、効率と危険性によって影響をうける。 |
公理1 | 取られる石数より、取るために要する石数の方が多い。 |
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公理2 | 地を囲うには、最低でも3つ以上の関連した石が必要になる。 |
定理 目的を達成には、達成スピードとしての効率差がある。
法則1 | 石を取るより、逃げるスピードが速い。 |
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法則2 | 地を囲うより、邪魔をするスピードが速い。 |
法則3 | 殺すより、生きるスピードが速い。 |
定理 形勢は、構想としての自由度が高い方が有利となる。
法則1 | 地を囲っても勝てる方が、構想の自由度が高い。 |
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法則2 | 相手への制約条件があると、構想の自由度が上がる。 |
法則3 | 攻めることができる石があると、構想の自由度が上がる。 |
法則4 | 共通ゾーンでは、石の強さに比例して構想の自由度が上がる。 |
定理 構想は、勝敗の確定性にもっとも影響されている。
法則1 | 形勢が有利な時は地を囲い、不利な時は戦いをしかける。 |
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法則2 | すべての石が取られない場合は、形勢は地の囲える可能性で判断できる。 |
定理 制約条件があると、必然手が可能になる。
法則1 | 受けなければ負けが確定する場合には、制約条件になる。 |
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法則2 | 取られてはいけない石が生まれると、制約条件が生まれる。 |
法則3 | 活きることによって、制約条件は解除される。 |
定理 可能性の増減によって、勝敗の確定性が変化する。
法則1 | 大場の手は、相手の地の可能性を制限できる。 |
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法則2 | 大場の手は、自分の地の可能性が増える。 |
定理 安定状態になると、危険性が増える。
法則1 | 確定の前には、安定状態を通過している。 |
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法則2 | 見合い条件が成立すると、安定状態が生まれる。 |
定理 手順が進行すると、勝敗の確定性も高くなる。
法則1 | 勝敗の確定をさけるために、勝負手が打たれる。 |
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法則2 | 死活や、詰碁の手順は生きる条件から生まれている。 |