この両経のうち、「大日経」はおよそ7世紀初頭に、西インドにおいて成立したといわれます。これに対して「金剛頂経」は7世紀の中頃に、南インドで成立したといいます。
「大日経」は胎蔵曼荼羅、「金剛頂経」は金剛界曼荼羅と密接に結びついているのです。