碁の方程式
100の法則

戦いの中断(完全活き)の回避

2013/06/20

「厚みは囲うな」という格言からわかるように、厚みを地にするのではなく、次の戦いへの手段として連続した戦いになる工夫が重要になります。

完全活きた厚みが出来ると、その周囲に打つ価値は小さくなるため、戦いの中断が起こりやすくなります。打つ価値が小さくなる理由は、石が完全に活きると、相手は戦い避けて、石を捨てる戦略が取りやすくなるうからです。また、完全に活きた石の周囲に打つの手は、攻められる危険が大きくなるので避け、相手の地としてかこわせようとします。また、完全に活きた石から地を広げる手の価値も小さくなります。このように、着手価値は活きる動作に関係しているため、完全に活きた周囲では、打つ手の価値が小さくなるのです。