碁の方程式
未来からの贈り物

高級な碁盤と碁石

2013/05/02

碁盤や碁石の値段といものは、ピンからキリまである。安価な物なら2000円程度の普及版もあるだろし、超高価なものなら1000万円以上の物まである。使ったことがない者には、1000万もの価値が果たしてあるのか、全くはわからない。

その値段の内訳を見ても、碁盤より碁石の方が高いというのであるから驚く。碁石となる材質の種類は、プラスチック、ガラス、天然石などがある。この中で一番高価なものなのがハマグリから作られる白の碁石である。その紋様は大変きれいなものであり、最高級品になると一つの価格が数万円になるというから、まるで宝石である。対局で使用される石数は、最低でも黒白各々150程度は必要である。となると白石だけてもその金額は500万円になる。黒石には高価なものはない。黒石がとしては那智産のものが有名であるが、これは高いものでも、一つの値段は1000円程度である。

 碁盤にも最高級品がある。それは本かやで作られた碁盤で、その紋様が四方柾のものである。このクラスになると、最低でも数百万円の値段になるらしい。日本では近年、この木がなくなり、中国から輸入されているということらしい。そして、今ではそれさえもほとんどなくなってしまっているというのが現状である。

ここで、あえて碁盤や碁石の話を持ち出したのは、コンピューターで打った時の爽快感を言いたかっただけである。高級な碁盤や碁石で打つと、やはり気分がいいの同様に、コンピュ−ターの碁盤で打つ場合も、見やすく紋様の美しい碁盤や碁石の方がいいし、また打った時の「パチッ」という壮快音が重要なのである。