戦いが生まれる第一段階の原因は、互いに相手の構想の制約することから生まれています。そして、第二段階として、相手の構想の制約阻止への反発が生まれ、そのことで戦いが生まれています。相手を制約しようとする手には、「消し」「打ち込み」「はさみ」「封鎖」の4つに大別することができます。これらの手はすべて、相手の「地の可能性を制限する」手であるといえます。構想では、地の可能性が制限され、自分の地の可能性が低い場合には、形勢を挽回するには、相手の地を減らす勝負手の構想しか選択できない状態になります。