序盤から終盤までの着手評価は、構想としての厚みの働きによって評価されています。厚みの評価では、「厚みとしの働きの大きさ」と「厚みができるまでの手数の少なさ」の2つの効率が問題となります。「厚みとしての働きの大きさ」では、出来た厚みから生まれる「次の狙い」への評価値が中心となり、「厚みができるまでの手数の少なさ」は、必要な厚みが出来るまでの石数の少なさが評価値になります。つまり使用する石数が少なく、狙いの多い手が、構想が立てやすく「構想の自由性」も大きいという評価になります。