囲碁雑感1〜5

囲碁雑感1 Name:TAKE 2002-11-03(SUN) 21:05:11
囲碁について私なりの思いを書いてみたいと思います.
@囲碁との出会い
最初に囲碁に出会ったのが中学1年生、友達の家に5寸以上の立派な碁盤と栗碁笥にコロンコロンとした那智黒と蛤の白石があって、それを使って見よう見真似で始めたのが半世紀以上前であります。
多少強くなったのは会社に入ってからの5年間偶々朝日アマの和歌山県代表がおられて1番手直りで夜の10時ごろまで宿直室で毎日延々と打って貰ったのが大きいです。
大体先番から5子の間を行ったり来たりしましたけれど。
昭和40年に東京に転勤し八重洲の碁会所でも良く打ちました。昭和48年に五段の免状を貰い以後そのままであまり打ってなかったのですが,大阪へ15年前に戻ってからボツボツやり始めた次第です。
インターネットが出来て色々な人と(碁と)出会ってやる気が出てきました。それとリタイアーして時間が出来ました。もう一度勉強しようと頑張っています。
だけど「プロの碁」はあんまり参考になりません。思考形態が全く私とは違いすぎて「何故そんなところへ行くの」なんてことが多すぎます。
 
囲碁雑感2 Name:TAKE 2002-11-03(SUN) 21:33:44
A囲碁とゴルフ
囲碁とゴルフは似ているところが結構多いですね。
負けると兎も角悔しい。だから勝ったときの快感も心地よいものであります。
一目、一打であっても負けは負け、それは「だれのせいでもないけれど」すべてが自分の責任であります。しかもそれが数字にハッキリ示されるから悔しいのです。
だけどここに「タラ、レバ」の出番があります。これで随分慰められました。
自分を納得させるにはこの言葉をおいて他には見当たりませんです。はい。
誰でも自分は「それなりに上手い」と自負していますから、何処かに逃げ道がないとやってられません
それと皆さん自尊心を持たれていますからそれを壊すようなことをしては行けないと思います。石の行くところも然りですが、品格も大事な要素でしょう(言うは易く行うは難し)ですけれども。気持ちだけでもそうしたいなあと思っています。
しかしどちらも思うようにゆきませんなぁ!!! つづく
 
囲碁雑感3 Name:TAKE 2002-11-03(SUN) 22:10:20
Bプロの凄さ
昭和40年までの5年間は会社で関西棋院の6段の先生に習っておりました。
大体3面打ち(3人を同時に相手をする)なんですが、終わった後最初から並べ直してその都度要所要所でここに石が来ていたら勝っていましたよ(大体打った隣りが多かったですね)などと教えて頂けるのですが、こちらが忘れているのに全部覚えているのに感動しました。全くの素人ですから石が思うようなところにいっていないにも拘わらずですから凄かったですね。 
また石の行くところ我々の発想と全く違うところが多くて泣かされました。
一つ面白いことがありました。関西棋院に連れていってもらい小学校1年生ぐらいの院生になる前の子供達とキャラメルを土産に打ってもらうのです。
先生と違って緩めませんから兎も角力が強い読みもするどい。皆負かされましたが強かったですね
こちらが考えて打つとすぐにポンと打って余所見をしている。なんとも情けないことでありました。
皆さんそれぞれ神童といわれて入ってくるのでしょうが大成するのは一握りですから、トップクラスは凄い頭脳の持ち主ですね。
将棋の米長さんが自分の兄弟はバカだから東大に行ったなんていうのもまんざらではないなあと思います。 つづく
囲碁雑感4 Name:TAKE 2002-11-03(SUN) 23:13:32
C強くなるには
ゴルフは道具もボールも高反発の金属ややソフトタイプラバーなど新素材を使い自分に適した道具やボールで技術の未熟さをカバー出来るようになってきました。
だけど囲碁にはそれがありません。あるのは布石や戦略が変ってきただけです。
ではどうすればよいのか?相手の打ちたいところへ打つ(先にが大切ですが)これが出来るには相手と同じ力量が必要ですね。また相手より一手先を読んだ方が勝ちといわれますが、これも同様読みの力が相手より上でないとそうならないですね。
私は最も近道は詰め碁を毎日何題か解いて行くことをお薦めします。解らない場合は答えをすぐ見ずに解るまで考えてみることです(何日でも)これによって読む力がついてきます。もう一つ人の打っている碁を見ることです(自分より上下問わず)自分の考えとまるっきり違う場合がありますがそちらが結果的には優れているなどいろいろと参考になります。プロの碁は何故そこにが判らないとあまり参考にならないのではと思います。布石も然りですが一路違えば大違いですから。
「囲碁に王道なし」でしょうか?
 
囲碁雑感5 Name:TAKE 2002-11-05(TUE) 19:44:06
4、強くなるには その2
詰め碁のことを書きましたら結構苦手な人が多いのにビックリいたしました。
兎も角、10問中半分は簡単に解ける程度のものを見つけることでしょうね。その程度ですと残りはいろいろ考えているうちにある時突然回答が見つかるのです。
その時の快感は何物にも変え難いもんであります。本当に(快感!!!)ですよ
解けたときにはその分強くなったと思いますし事実強くなっていることでしょう。
もっと他に? ウーンなかなかムツカシイですが 対局は1−2階級上の人と出来るだけ打つこと。そこから技術を盗み(ここが大切)勝率を上げると楽しくなります。またあまり技量が離れるとこれも問題。
格言の話が出ていますね。「切り違い一方を伸びよ」なーんて。だけど石が2個、方向が二つですから4つの方法があります。どれが1番良いのかが問題なのです。
「ポン抜き30目」「亀の甲40目」は比喩ですが概ね正しいのでしょうね。
「2目の頭は見ずにハネよ」も同様でいつもハネが正しいとはかぎりません。
格言は色々ありますが全てが正しいのでは無く参考として概ね正しいものと理解しております。