どのような棋力に関係なく、基本は
- どのように構想をたてるか
- それを、どのようにして実現するか
の2つになります。そのためには、「必然性」というものがどのように生まれるかが最大の問題になります。部分的な必然性の原理をわかりやすく手順として説明したものが、「定石の手順」であり、「石の攻め合い」や「死活の問題」になります。ただしこの場合には、通常の勝敗ルールとは違って、特種な勝敗ルールとしての前提条件があります。つまり石の効率を、「相手の石を部分的に数多く石を取ったほうが勝ち」という特別ルールによってその手順が進行しているのです。このため、通常は、互いに石が取られな状態で戦いが進行してくことになります。このような基本的ともいえる手順として流れは、あらゆる場面で共通した着手価値として存在しています。
石が取られないことを前提にした読みと戦い
石が取られないという前提では、相手のミスがあると石を取る手が優先する構想がなされます。つまり石を取る手は、一般的に地を囲う手より、その価値が大きいことがわかります。このため、打たれた石は、取られてはいけないという構想によって打たれていることがわかります。
生きられることを前提とした読み
石が取られないといことは、死活のおいても重要な法則があります。つまり確定条件として、石が生きれる手があるかどうかか「構想条件の基本」になっているのです。このことは「打ち込み」の条件に関連し、打ち込んだ石が生きれない場合には、構想としての「打ち込み」が成立しない。ことになるのです。また、生きる効率としてどのような状態で生きているかが、着手効率にとって大きな問題になります。
前述しましたが、死活と寄せが関連深い理由として、生きなければならないという条件から、手抜きできない利筋が生まれ、これが寄せに大きく影響を与えています。また死活では、このため死活では、手抜気でも生きた状態であるのか、また先手で生きれるのか、後手なら生きれるのか、このような生きる効率を巡って着手効率としての戦いが繰り広げられています。