入門・初級者が、上達できるための
対局マナー
Aこんな下手は、上手から嫌われます。
嫌われる人
1 地を囲うとする手ばかりを打って、負ける人。
地を囲う手は、勝ちましたという場合のみOKです。
地を囲って負けるのは、もっとも「才能がない」という証拠ですね。
2 上手の手に、受け手ばかりの人
囲碁でのコミュ二ケーションは、
相手への反発から生まれます。
3 一手だけの狙いの手ばかりを、打つ人
安心だからといって、「先手の味消し」の手ばかり打つ人は、
着手に変化がなくなり、上達できなくなります。
4 切断できる場所なのに、恐くて切断できない人
逆転できないジリ貧の手ばかり、打つと
負けた方だけでなく、勝った方も楽しくありません。
5
生きれない場所や、手のない場所を180手過ぎてから、打ち込む人
180 手を過ぎから、打ち込んでも
手になる場所は、ほとんどゼロになります。
B こんな下手は、上手から好かれます。
好かれる人
1 白地が大きいと焼餅きを焼く人。
形勢がいいのに間違って、逆転される人は好かれます。
逆転できると上手は、嬉しいものです。
2 初級者の場合は、20目以上の勝ちでやっと満足する人。
大きく攻める、戦う気持人。攻めると戦いが生まれ反発されますが、
取られても大きく攻める戦いが上達させてくれます。
3 自分の負けた碁は、必ず添削をうける人。
いつも同じ間違いをする上達意識のない人は嫌われません。
変化へのチャレンジのために、添削を受け意識を変えることが大切です。
4 地の囲い合いで負ける(形勢が悪い)と思ったら、勝負手が打てる人
対局では、勝負手が大切です。勝負手によって、変化が生まれ、
緊張のある対局が楽しめるようになります。
C 下手から学ぶ上手の対局学習方法
下手を教えることで、上手も強くなれる効果的な学習方法があります。
1 大胆な手を打っても、勝てることを工夫する。
相手が、ドキッとして混乱する手….楽しいですね。
2 大胆な手抜きによって、勝てることを工夫する。
手を抜くと、相手が攻めます。攻めさせて勝つ
これが、上手の技術を向上させます。
3 相手に石を取らせて、勝てることを工夫する。
相手に「無理に石をとることが効率が悪い」という手が打てれば
高段者への道になります。
4 相手に地を囲わせて、勝てることを工夫する。
相手に「地を囲わされることは効率が悪い」
という手が打てれば高段者になれます。
5 相手の攻められても、形勢に遅れないことを工夫する。
部分ではなく全局な石の流れを利用して、
自由な構想ができれば高段者です。
6 棋譜添削を受ける。
自分独自の考え方だけでなく、
高段者からのアドバイスが必要です。
D 投了するマナー
投了もまた、大切なマナーの一つです。
逆転できないと思われる対局は、相手への大切な時間を考量して投了を心がけましょう。
1 手数が160手を超えると、勝敗の確定性という特性が顕著になります。
手数が長くなればなるほど、逆転の可能性は困難になってきます。
2 形勢差が20目以上開くと、「地の囲い合い」では逆転できません。
石を取る手 → 地を減らす手 → 地を囲う手
の順序で着手効率が低下していきます。
3 形勢差が10目以上開くと、「勝負手」を打つようにしましょう。
勝負手には、「切断」「打ち込み」「手抜き」「封鎖」など
「完全に生きていない大石」の死活を狙います。
4 相手に弱い石がなくなると、逆転できない。
相手の石が、すべて完全に生きた状態なると、逆転はさらに困難になります。
5 四子局で180手以内なら、黒の形勢差が20目以内なら、逆転できます。
相手の石が、すべて完全に生きた状態なると、逆転はさらに困難になります。