構想の基本とは 

地を減らす構想」こそが、碁の本質であり構想の基本である。

そして、その論理性とは! 

 

 

何故 上達のためには、地を減らす構想を優先した対局をしなければならないのか。

ここには、20年の理論研究から得られた「囲碁の着手効率」という本質の解明があります。

 

このことの理解には、実戦における構想体験を通じた理解がもっとも簡単であり、その体験によって引き起こる意識変化によって、碁の本質が徐々に見えてくることになります。

 

その意識変化の流れは

 

1.       相手の地を減らすには、初期段階に、相手への打ち込みを行なう。

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2. 打ち込み最高効率を行なうことで、相手からの反撃予想が必要になる。

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3 この2つによって、布石での戦いの準備の必要性と、基本的な考え方が身につく。

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4.       相手の構想の動きに対応した構想こそが、最高の手であることに気がつく。

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5.       「石は取られない」、「死なない」という最高の目的達成スピードを活用した構想が可能になる。

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6.       次の狙いと連続性という、第二の構想条件の基本技術が身に付く。

 

となり、このことで数多くの上達に必須知識が、対局を通じて生きた論理として身につくことになるのです。

 

ここで特に必要なのが、石の方向性と構想条件の知識と理論。

このためには、棋譜添削が最高の学習手段になります。