囲碁理論 碁の方程式

一般法則

法則4
先手の手は、大石が取られると負けるという状況から生まれる。

説明

単純に、地を囲うとしても、囲わせない阻止の手のスピードが速いため、囲うとすると、かえって勝てません。

法則5
「着手効率」は、連続性の大きさで評価されている。

説明

連続した手が打てるかどうかで、死活条件や地になる条件が大きく変わる。

法則6
「絡み攻め」になると、大石でも死ぬ。

説明

通常、単独の石は絶対に取られないのですが、絡み攻めの状態になると、大石でも死ぬことが起こります。

法則7
「勝負手」は、相手の弱い石を狙っている。

説明

石が取られると、形成が逆転する大きな変化が生まれます。そのため勝負手の多くは、相手の弱い石を攻める手になる。

法則8
「石を取る手」は、「生きる手」との見合いで打たれている。

説明

生きるために、相手の石を取って眼を作る。これが、石を取る最大目的です。なぜなら、3子以上の石は取れないし、2子以下では、取る方が効率が悪いからです。

法則9
形成判断は、「先手条件」と「後手条件」の2つの評価値で計算している。

説明

最初に先手で相手の地を減らす検証が行われ、次に、後手で地を囲う検証が行われる。

法則10
効率の良い地は、自分の地の中に予備的な石がない地である。

説明

壁だけの地ができると効率の良い地になる。

法則11
戦いが起こった場所は、黒白ともに石の連結が強くなる。

説明

先戦いが起こると、連結度増し、切断されなく強固になる。

法則12
石数が増えると厚みも増すが、同時に重くなり捨てにくくなる。

説明

石が強くなる事象と重くなる事象は、同時に起こる。