「サマーディ (予言とのめぐりあい)」


自己紹介から



 もともと、人間関係が不得意な私にとって、会社勤めは向いていなかった。
同時に他人の私への評価も決して良いとは言えなかった。気が強い。自我が強い。目上の人を立てない。正義感は強いが身勝手で、友人も少なく、協調性があるとは言えなかった。

 冷静で、高慢である性格の中で、ただ一つ特徴的な気質は、「分析する事が好きであり、物事の正しさと間違いを判定する事」が、人一倍好きな人間だという事である。

  私のこの性格が、会社でのダメ社員というレッテルを貼らす結果となり、人生の挫折と、数多くの転職や職場の配置転換をもたらしたのも当然の結果かもしれない。貿易事務、工場管理、自己啓発教育、英会話の電話セールス、コンピュータの技術見習、ファーストフードの指導員、レストラン設立の企画、経理、総務。  
 
 自分で仕事を始めるまでの私は、世界で言う超落第生だったに違いない。ただ、幸運な事に、この欠点ともいえる性格も職種によっては、長所にかわることもある。これが人生の不可思議さであり、また楽しさであるのかもしれない。そして、これらの経験は、現在のゲームソフトを作る会社を経営する面では、たいへんプラスになっている事が多いし、この性格が今度は、途方もないゲームソフトを企画し作りあげるエネルギーになっていった。 

 自転車の事件から、半年が過ぎた。その年は、バブルがはじけた影響か売上があまり芳しくなかった。私はやむを得ず、新しい企画の商品を作る事を決心した。


次回予告
10年前に知った、1999年の人類滅亡という予言は、今の仕事を始める大きなきっかけでもあった。私はその時、「もしその年に人類が滅亡するならば、私は残された時間を、どのように使えばいいか」と考えたのを覚えている。 私は、「ノストラダムス予言 人類の滅亡を生き残る」というテーマのゲームソフトを作ろうと思った。



不思議な出来事を読んだ感想は?

  
上のボタンをクリックしたときに「メッセージの作成」が
表示されましたら、お手数です「件名」のところに
「不思議な出来事」と記入して感想を送信してください。


続きを読む 

メニューへ戻る