碁の方程式

100の法則

2013/06/21

本稿は、6級以上の棋力を有する方を前提にして書いています。

第1部 棋力の部屋

まえがき

自分の棋力がどのくらいであるのかは、誰しも関心のあることです。同じ人が、碁会所では初段で打ち、ネットでは2級で、そして免状は三段ということもよくある話です。これでは一体、本当の棋力はどれなのか、それはどのように診断されるべきなのでしょうか。

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第2部 形勢の変動と確定 6/21 第二章を更新

まえがき

形勢を左右する形勢変動値は、序盤は大きく、終局に向かってゼロに収束していきます。このため、形勢は、着手ミスがなければ、基本的にはいつも、黒優勢と互角を変動しながら、形勢差がゼロへと自然に確定していきます。このため、負担のある6目半のコミのを出すには、黒からできるだけ早い段階の序盤において厳しい攻めの構想の手を打つ必要がります。

これが、構想としての基本的な考え方であり構想方針になります。戦いの規模が大きくなるか、または、戦いの回数が多くならないと、コミがあるため、理論的に黒にとって不利になるからです。逆にいうと、白は、できるだけ大きな戦いを避ける方が、コミには有利になります。

この理由は、…

第2部を読む ( 23 ページ )

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