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「囲えば取れる」というルールが必要な理由
中国ルールで説明いたします。中国では盤上に置ける石数を競うゲームとして競技するため、数多く置いた方が勝ちになります。 囲碁のルールでは、黒白交互に打つことが義務つけられているため、19路盤上に石を置く場合、碁盤の大きさが19*19で361ヶ所に石を置くことができます。黒白交互に置いていくと、黒石が181個、白石が180個、置かれる計算になります。つまり、先に黒石を置き始めた黒側が、必ず1子白より数多く碁盤に石が置けるため、いつも黒の勝ちになってしまいます。これではゲームになりません。そのためどうしても「囲えば石が取れる」というルールが必要となったのです。 |