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1. 提案のねらい
   
2. 人間として調和のとれた育成
   
3. 情報技術として基本知識とその活用
   
4. ネットボード方式による個性を生かす教育
 

◆ 背景と必要性

4. ネットボード方式による個性を生かす教育

高校での学校設定教科に関する科目として、 「囲碁」が大阪府立の公立高校では既に取り入れられています。
インターネットでの学校囲碁教育では、実践的な対局学習や対局指導が、囲碁の内容を理解する上で必要不可欠な要件となっています。

しかしながらインターネットでのリアル対局での問題点として

  1. 同じ時間帯に対局しなければならない。
  2. 相手の思考時間を待たなければならない。

という制約条件と無駄が生まれ、そのために、質の良いボランティア指導員の人材確保が困難な傾向にあります。

これらの問題点を解決したのが「ネットボード通信方式」による個人指導の対局システム です。その長所として

  1. 生徒の能力や個性に応じた指導が可能である。
  2. 同時に二人という時間的制約がない。
  3. 相手の思考の待ち時間から開放される。
  4. 詳細な指導、アドバイスが受けられる。
  5. 上達スピードが驚異的に早い。(半年で 7級から2級)
  6. 対局手順の記録、表示が自由に取れる。
  7. 対局終了後の添削指導が可能である。
  8. 学習・研究・指導が同時にできる。
  9. 空き時間での細切れな自由時間の活用が図れる。

などがあります。

つまり、授業において

  1. 個人の能力に適した学習指導が可能である。
  2. 数多くのボランティア指導員からの協力参加と支援が可能。
  3. 指導員への料金コストが最小限で済む。

よって、割安な料金による継続的な指導支援システムの構築が可能になります。

このように個人の能力にあった個別教育は、囲碁の上達に大きな影響を与えています。
さらに囲碁入門の段階などでの囲碁ソフトを活用することで、

  1. 教育の効率化とコストの削減
  2. 囲碁指導員の確保の制約からの解放

が可能になります。

囲 碁の教育において、入門の段階では、対局ソフトが最も学習効果があり、上級者になるにしたがって、理論にもとづいた創意工夫、表現方法、思考方法が必要となり、指導員のアドバイスが必要になります。
そのため、ネットボード方式での対局指導が最適となり、その局面の考え方、理解の仕方など細かい指導が可能になります。

 

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