2001/11/07更新

§1 誰でもわかる碁の理論
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3. 石は囲って取れない

相手の石を取るには、相手の周囲をすべて囲わなければならないため、
 取るための石数が取られる石数より数多く必要
となるからです。つまり
 囲われないようすれは、石は絶対に取られない
別な反対の表現をすれば
 逃げようとする相手の石を、囲うことができない
ゲームであるということに気がつきます。

このように石を囲って取ることができないため、石取りゲームとして定義が出来ないのがその答えになります。

しかしそれでは何故、「囲碁が石取りゲーム」でないのに、囲えば石が取れるというルールが必要だったのでしょうか。次にそのことについて説明します。

 

なぜ、「碁の方程式」が必要なのか    

 
 ● 強くなるには、正しい手が
    打てるようにならなくてはなりません。

   正しい手がわからないと、どうしても
       石を取ろうとしたり、
       地を囲おうとしたり
   することが、多くなります。
 



 

 ● 正しい手を知るためには、
       どんな手が価値が高いのか、
       どのように打つと価値が高くなるのか
   を学ぶ必要があります
 
 ● 正しい手がわかると、
      効率のよい石の働き
      将来の戦いの予測が
   できるようになります。