2001/11/07更新

§1 誰でもわかる碁の理論
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4. 「囲えば取れる」というルールが必要な理由

中国ルールで説明いたします。中国では盤上に置ける石数を競うゲームとして競技するため、数多く置いた方が勝ちになります。
囲碁のルールでは、黒白交互に打つことが義務つけられているため、19路盤上に石を置く場合、碁盤の大きさが19*19で361ヶ所に石を置くことができます。黒白交互に置いていくと、黒石が181個、白石が180個、置かれる計算になります。つまり、先に黒石を置き始めた黒側が、必ず1子白より数多く碁盤に石が置けるため、いつも黒の勝ちになってしまいます。これではゲームになりません。そのためどうしても「囲えば石が取れる」というルールが必要となったのです。

 

なぜ、「碁の方程式」が必要なのか    

 
 ● 強くなるには、正しい手が
    打てるようにならなくてはなりません。

   正しい手がわからないと、どうしても
       石を取ろうとしたり、
       地を囲おうとしたり
   することが、多くなります。
 



 

 ● 正しい手を知るためには、
       どんな手が価値が高いのか、
       どのように打つと価値が高くなるのか
   を学ぶ必要があります
 
 ● 正しい手がわかると、
      効率のよい石の働き
      将来の戦いの予測が
   できるようになります。